新製品!ボールマグフィルター

2018.09.03 Monday

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    広報担当の尾山です。

     

    新製品のボールマグフィルターを販売開始しました。

      

    正直非常にマニアックな製品です。

    ただ、私の知る限り2018年9月3日現在、

    この世に他にない金属異物除去製品だと思います。

     

    ホームページでも表現しにくかったので、

    このブログで詳しくご案内します。

     

    まず、どんなお客様に対して有効か?

    ・マグネットでステンレスの異物除去をしたいけど、配管中でマグネットに割ける面間が少ない

    というお客様に対して、非常に有効な製品です。

    とてもピンポイントですが、これに当てはまるお客様は是非ご相談ください。

     

    なぜターゲットをステンレスと表記したか?

    異物除去のご相談で圧倒的に多いのはステンレス系です。

    当然のことながら、鉄系はマグネットに付きやすいです。

    きちんと検討すれば、ポット式マグフィルターでも、かなりの割合で除去できます。

    また金属異物を嫌っているのに、鉄系で工程を組んでいるお客様はあまりなく、

    そもそも工程の接液部がステンレス系です。

    こうなると、やはりターゲットはステンレスになります。

    正確には、広く普及しているSUSの304や316といった、

    オーステナイト系のステンレスです。

     

    ただ、このオーステナイト系のステンレスはご存じの通り、

    マグネットに元々くっつきにくいです。

    どうやれば、くっつくのでしょう?

    一般的にはマグネットの近くを通せば通すほど、くっつきやすくなります。

    (ただし除去目的としているステンレス粉のサイズにより、

    ご提案する製品は異なります。限界もあります。

    詳しくはお気軽にお問い合わせください)

     

    液体用で弊社のラインアップの場合、

    最も売れ筋なのが、高効率マグフィルター高磁力マグフィルターです。

    (粘度等、条件によります)

     

    ただし構造上、長さが長い割に、流路中に磁力が高い個所が

    それほど多くありません。

    よって、マグフィルターを直列に繋いで使っていただくお客様も

    少なくありません。

    (写真は高効率マグフィルターを6本直列)

    直列で繋げば繋ぐほど、磁力の強いところを多く通り、

    除去効率は上がりますが、とても長面間を必要とします。

     

    そこで今回販売開始したボールマグフィルターです。

    構造はとてもシンプルとは言い難く、逆に非常に玄人好みです。(私の感想です)

    ステンレスのパイプの外側から、板状のマグネットを当てています。

    写真の【磁石注意】と書いてある箇所が、磁石になります。

     

    マグネットと接する箇所に、

    SUS440Cというマグネットにくっつくステンレス素材のボールを入れます。

    パイプ内側のマグネット付近に、ボールがくっつきます。

    このボールは特定の箇所に磁気を帯びます。

    パイプとボールが触れているところ、

    ボールとボールが触れているところです。

    だいたい0.3〜0.7Tあたりの値が

    わずか160mmくらいの面間に24か所も発生します。

    (ホース出入り口間は約290mm)

    また流路をふさぐようにボールを配置しますので、

    液体と磁力箇所が触れやすく、金属を補足するのに効果を発揮します。

     

    開発時にはボールを大きくしたほうが良いのか?

    小さくしたらどうか?

    どう配列するのが良いのか?など、試行錯誤しました。

     

    詳しいお客様だと、磁力が低いと言われることもあるかもしれません。

    おっしゃる通り、弊社の標準のバーマグネットは1.2Tで

    高磁力マグフィルターだと1.7Tあります。

     

    ただ、単純に磁力が強ければ良いのか?というと、

    そうでもないことを、経験と実績を通して、身に染みています。

     

    ご興味があれば、ぜひ一度テストをご相談ください。

    テスト機は15Aホース接続を準備しています。

     

     

    もう一つ特徴があります。

    清掃が容易にしっかりできます。

     

    外側のマグネットを取り外せば、パイプの中の磁場は無くなり

    ボールは全て外れます。

    とは言っても、ライン中でマグネットを外すとライン中にボールが落ちますので、

    上下のへルールを外して、ラインの外に持ち出す必要があります。

    一手間ではありますが、ここまですれば、

    ボールをトレイなどに受けて、ボールとパイプ内面を水洗いすれば、

    きれいに清掃できます。

     

    マグネットに直接ついた砂鉄のような金属が、

    なかなか取れないというお悩みもあるかと思いますので

    そういったお客様にもお勧めです。

     

     

    もう一つご案内で、

    プレリリース時に、鋭いお客様から頂いたご質問があります。

    マグネットを外すと非磁場になるとは言っても、

    マグネットに長時間、接したステンレスは、磁石化するんじゃないの?

    確かに!と思って、外したボールを実際測りました。

    開発で試行錯誤したと書いてありますが、

    試行錯誤の間、おそらく1年くらいはマグネットに接していたボールですが、

    わずか数ガウスほどしかありませんでした。

    磁力は無いです、とは言えませんが、

    清掃に影響するほどは無いです、とは言えます。

    ここを掘り下げていくと、鉄成分の原子がどうのこうのという話になりますので、

    深入りしませんが、清掃に関しては、

    実際現物を見ていただいて、ご安心頂ければと思います。

     

     

    マニアックな製品ですが、

    該当するお客様には非常にメリットが出る、

    ご提案ができると思います。

    ご興味がありましたら是非お問い合わせください。

     

    ボールマグフィルター

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    2018.10.09 Tuesday

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